2007年03月15日【伊藤雅仁社長の講演より】「LOHASを創る、持続可能な経済・社会~LOHAS的 SRI」(ヒルズアカデミー 「アーテリジェントスクール・LOHASアカデミー」)
3月11日(日)六本木ヒルズ49階・ヒルズアカデミー「アーテリジェントスクール・LOHASアカデミー」(特定非営利活動法人ローハスクラブ主催)にて行われた、ハッピーオール株式会社・伊藤雅仁代表取締役社長による講演「LOHASを創る、持続可能な経済・社会~LOHAS的 SRI」の模様をご紹介いたします。
SRI(社会的責任投資)とは?
「SRI(社会的責任投資)とは、CSRを投資基準にしている投資をさします。CSRとは企業の社会的責任(corporate social responsibility)のことです。つまりSRIは社会的責任を果たしている企業に投資しようということで、噛み砕くと、「ちゃんとした会社に投資する」ということです。例えば、コーポレートガバナンス(企業統治)やアカウンタビリティ(説明責任)がしっかりしている企業、環境や、社会に貢献している企業への投資、と考えることができます。」
SRIの現状
「SRIの投資残高は、米国で240兆円、欧州では46兆円、日本では3000億円となります(2003年度推計)。数は少ないですが、日本でも、SRIへの関心は徐々に高まっており、あるアンケートでは、77%のファンドマネージャー及びアナリストは「SRIは進んでいる」と回答しています。日本の場合は、SRIで一番の関心事は「企業統治、企業の説明責任がしっかりなされているかどうか」ということで、「環境」は、その次に来る項目のようです。」
お金の役割
「今の世の中、山の中でひっそりと暮らしても、山に持ち主がいるので、お金を払わずに暮らすというのは難しいくらいです。お金というと、それを取り巻くさまざまな事件も多く、どうしてもネガティブに捉えられることがあります。しかし、それは、お金が主役になってしまっている場合だとおもいます。本来お金というのは、経済を発展させる潤滑油となり、企業活動や社会を支えていくために、欠くことのできないとても大事な役割を担っているものなのです。」
SRIの方法
「普通に株への投資を行う場合、現状CSRレポートや環境報告書をご覧になる人はほとんどいないと思いますが、SRIを行う場合、有益な情報になります。意識の高い企業は、CSRなどの情報を、きちんと企業サイトに乗せているところがほとんどなので、それを参考にして、検討するとよいと思います。また、株主総会へ行き、経営者の話を聞き、顔をみて、考えを確認することも可能です。また、店舗をもつ企業の場合、そのお店に実際にいってみて、行っているサービスを確認するのも、企業の姿勢を確認するのに、とても役に立つ情報になります。」
今後の理想的なSRI
「今までは、「良いことをしている」企業に投資をする、ということでよかったのですが、これからは、「良いことをしようとしている」企業や事業、プロジェクトに投資をするのがより進んだSRIだと思われます。というのは、現在、資金力があれば、良いことができる企業や団体が多く存在しているからで、すでに成長している企業に投資するより、より進んだ形のSRIではないかと考えます。例えば、環境ベンチャーへの投資、自然エネルギープロジェクトの市民ファンドへの投資などです。」
LOHASと投資の関係
「私は企業家として、ロハス的なビジネスをトータルで展開していきたいと思っています。日本では、社会を変える力は、政治というより、むしろ経済がより多くを担っている文化であるため、経済によって、よりよい世の中を創りだし、社会に貢献していきたいと考えています。また、SRIの普及にも貢献していきたいと思っています。」
以上
この後の質疑応答では、「これからよいことをしようとする企業の見つけ方は?」「ゼネコンに対する投資家の見方は?」「SRIにふさわしい企業はどこ?」など、数多くの質問がされ、「SRI」に対する関心の高さを感じさせました。
尚、このセミナー主催のローハスクラブのサイトには、ロハスに関するセミナー情報や、LOHASにまつわるお役立ち情報が掲載されています。http://www.lohasclub.org/
文責:広報部





